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今年は、「工芸都市高岡クラフトコンペ展」、「高岡クラフト市場街」と同時開催!高岡のクラフト系3大イベントが集結して見所満載に!

加賀藩二代目藩主・前田利長公は、慶長14 年(1609)高岡城に入り高岡を開町した。間もなく千保川左岸に鋳物師7名を迎え、5カ所の吹場(鋳物作業 場)をつくり鋳物をつくることができる許可「御印」を与えた。これが金屋町のはじまりである。当初は、鍋・釜・鉄瓶・五徳・農耕機具などをつくっていた が、江戸中期・宝歴年間(1751〜1763)には、仏具等の銅製品の鋳造が始まり大いに発展、また明治になると商人達は廃藩によって失業した旧加賀藩・ 富山藩の優れた彫金師を集めたことによって、高岡銅器の技術を大いに高めることに成功した。これらの作品は各国の万国博覧会でも高い評価を受け、世界的に 販路を拡大していった。

  金屋町に今も残る伝統的な建築群も金屋町が繁栄した明治期に建てられたものが残っている。山町筋が重厚な土蔵を用いるのに対し、金屋町では木材が全面に使 われ、表通りに面してはめ込まれた「さまのこ(千本格子)」が美しい町並みを形成している。作業場と住宅の間に土蔵を配して火災に備えたが、火に対して特 別の注意を払ったのだろう、金屋町では大きな火災は起こらなかったという。

 さまのこと共に金屋町の景観にとって重要な要素となる石畳は昭和61年に整備されたが、そのときにはすでに自ら「金屋町まちづくり憲章」を制定するなど、住民は熱心にまちづくりに取り組んでいる。そのようなコミュニティ活動が結実するのが、毎年6月19日、20日に開催される「御印祭」である。これは、前田利長公の命日に御印を賜った感謝を捧げるお祭りとして受け継がれ、今日では踊り手1,000人余りが参加する行事になっている。

「金屋町」と

「金屋町楽市inさまのこ」は、高岡鋳物発祥の地であり千本格子(さまのこ)と石畳の素晴らしい景観が残る金屋町一帯を使った町並み美術館です。工芸作品の展示・販売や、お茶会などを通じて、地域の魅力を再確認します。今年度は「暮らしの光2016」をテーマに生活の中で豊かさをつくる工芸について展望します。

「工芸都市高岡クラフトコンペ展」は、1986年より「新しいクラフトをもとめて」をテーマに開催している全国公募の入選作を集めた展覧会。全国から集まったクラフトの「今」を見るだけでなく、買うことができるユニークな取り組みです。詳しくは同Webで

「高岡クラフト市場街」は、作品を見るだけでなく工場見学やものづくりワークショップ、さらに食とクラフトのコラボなど、20余りのプログラムを集結させたイベントです。詳しくは同Webで

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